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ヤマハトリシティ スペック比較 [トリシティ情報]

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ヤマハトリシティのスペック比較です。

初めて日本市場に出る乗り物を一体何と比較するのかって?

同じ125㏄のスクーターで比較しようと思います、ヤマハの機種でね。

ヤマハのホームページに行けばスペック比較できるのです。

ですが、私のようにけっこう長いことバイクにいろいろ乗っていた人間じゃないと比較表に書かれている項目の意味が分かりにくいと思うので、違いについて解説していきます。 

これ、トリニティに限らず、街乗りスクーターを選ぶ上でもけっこう大事なことだと思うのできちんと比較してみますよ。 


比較対象はヤマハ・アクシストリートと、ヤマハ・シグナスです。

どちらもヤマハの125㏄クラスのスクーターです。

基本的には、この図をご覧ください。

トリシティ仕様比較.png

これ、ヤマハのホームページで作製してきました。

三機種を比較して、その大きな違いに驚くのは重量です。

アクシスは110㎏、シグナスは122㎏そしてトリシティは152㎏と30㎏も重いのです。


バイクは走り出してしまえば重さはたいして気にならないのですが、

取り回しの時には軽ければ軽いほどいいので、この30㎏~40㎏もの重さの差は大きな問題となります。

この問題を超えてまで、あえて重くする理由はどこにあるのでしょうか?

ひとつには、前が二輪という問題があります。

フロントフォークとホイールがほかのスクーターの二倍存在するのですから、それだけでかなりの重量増加になります。


そしてホイールサイズの違いも大きいのです。

一番軽いアクシスのホイールは前後10インチ、

でもトリシティは前が14インチ2本で、後ろも12インチです。

これもかなりの重量差の原因ですね。


タイヤの直径というのは、直進安定性に大きくかかわります。

オフロードタイプのバイクのホイールは非常に大きいですよね。

あれは地上高を稼ぐだけでなくて、遠心力により、直進安定性を稼ぐのに役立っています。 

悪路では特に大きな力です。


それに対して一般的なスクーターのホイールサイズである10インチ、

これは小回りは効くのですが、スピードを出した時の直進安定性が損なわれますし、悪路を安定して走るのは非常に苦手です。

この点、14インチのタイヤを2本もつけていることが圧倒的な有利さを生み出します。

あらゆる道路状況を安定して走るということを前提にトリシティが設計されていることがよくわかります。 


トリシティ仕様比較2.png

また、重さの原因のもう一つかもしれないのがフレームの違いですね。

バックボーンフレームとアンダーボーンフレームでは、アンダーボーンフレームの方が剛性を確保するための補強がたくさん必要です。

ただし、アクシスやシグナスのバックボーンフレームは、強度的にはアンダーボーンフレームと大して変わらないか、弱いかもしれません。

というのもスクーターとして足元をすっきりさせるために、エンジンを大きく傾斜させて吊り下げる形にしているからです。


それよりはアンダーボーンにして、前後の重量比をうまくイーブンにする方が強度は高くなります。 

ということで、押して歩くときの取り回しはトリシティの今後回復すべき問題点かもしれませんが、

バイクそのものの性能と安定性を考えるときには、歓迎すべき重量増というものでしょう。


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