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ヤマハ トリシティ 転倒 [トリシティ情報]

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<フロントが2輪という感覚>

2輪のバイク乗りの宿命ともいえるのが転倒です。

自動車ではありえない転倒という出来事は、身体的にも経済的にもすごい痛手ですよね。


特に怖いのが、路面に浮いている砂や油などの滑りやすいもの。

コーナリングの最中にライン上にそれを発見した時ほどいやな瞬間はありません。

早めに発見できて回避できるときはいいのですが、そのエリアが広すぎて逃れようがないときにはアクセルを開きもせず、すぼめもせずにパーシャルで突っ込むのみです。

フロントが流れませんようにと願いながら・・・


<フロントタイヤのグリップの位置がこれまでと違う>

トリシティはフロントが2輪なので、フロントグリップが極めて良い。

片方のホイールがスリップしたとしても、もう片方はグリップしていて、なんとかなることが非常に多いはずです。

これまでのバイクであればフロントから流れていくような状況で、問題なく走り抜けられるはずです。


実際に、タイのプロモーションビデオではワインディングロードを、あえて路側帯の土埃だらけのところを攻めていますが、まったく滑ることなく高速で駆け抜けています。

路側帯を高速で.jpg

かなりのグリップ力ですね、このままオフロードへと突入するのですが、そちらもなんのストレスもなく走り続けています。

三輪の乗り物であることがよくわかる動画です。


でも、ちょっと特殊な感覚かもしれない。


トリシティの開発コンセプトのひとつは

「限りなく既存のバイクに似た操作感覚のフロント二輪バイク」

です。

これにより、既存のバイクユーザーからの乗り換えや、2台目3台目の購入を期待します。


でも、バイク乗りの持っているフロントタイヤの感覚って体の中心部にありますよね。

決して、体の中心から左右に肩幅くらいに開いたところにはないはずです。

そういう感覚が身についています。

トリシティインプレ02j.jpg

そうした時に、コーナリング中に路面の不安定なものを発見したとする。

その時に反射的に回避行動をとるときには、ほんのわずかに内側に小さく回るか、外側に膨らむかの選択をとります。

自分の身体の中心線の進行ライン上に小さな障害物があった場合、それを回避するために15㎝ぐらいずらします。


すると、2輪の真ん中を障害物がすり抜けていってくれたはずなのに、わざわざ片方の車輪の下に障害物を持ってくる、という結果になるかもです。

杞憂かもしれませんけど・・・



<慣れるまではライダーも慣らし運転を>

ということで、トリシティを手に入れた場合、これまでのバイクとは異なる位置にフロントタイヤがあるという感覚をつかむまでは、スピード控えめに走るべきだと思われます。

バイクにも車にも慣らし運転はある程度必要ですが、今回のトリシティは運転する側の慣らし運転も重要です。


人間の感覚というのは素晴らしいものなので、しばらく乗ってくると、従来の二輪の乗り物と三輪のトリシティの乗り味の違いを体で覚えこむとは思います。

フロントグリップの限界が一気に高くなっていること、これも快感とともに受け入れるでしょう。


とはいうものの、やっぱりとっさの行動の時には長年身につけてきた感覚の方が優先されてしまいます。

せめて、10時間程度は十分に慣らし運転をしましょう。

トリシティの能力を最大限に引き出すには、それからで十分だと思うのです。





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